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コラム あなたは大丈夫?

遺産分割はお金で調整?

代償分割という方法を知っておこう


代償分割という方法を知っておこう

日本は、相続財産に占める不動産の割合が多くなっています。

国税庁の発表によると、平成23年の相続財産に占める

土地の金額の割合は、46%
建物の金額の割合は、6%
有価証券の金額の割合は、13%
現預金の金額の割合は、24%
その他の金額の財産の割合は、11%

となっています。

上記の土地と建物を合計した割合は、相続財産の50%以上になっています。
そのため、相続が起こったときに、不動産を分割しなければ、遺産分割協議がまとまらないケースが多いはずです。
ただ、その不動産が自宅であったり、先祖代々から引き継がれた土地であったりすると、分割するのが難しいことになります。
このとき、よく使われるのが、代償分割という方法です。

例えば、母親の相続が発生し、相続人が3人の男兄弟、長男A、次男B、三男Cだったとします。父親は、かなり昔に亡くなっています。
相続財産は、1億円の自宅と2,000万円の現預金だったとします。
遺言書はなく、3人で遺産分割協議を始めましたが、公平に分配するべきだと次男と三男は主張しました。
相続財産は合計で1億2,000万円なので、1人4,000万円ずつ相続すれば、公平になります。
ところが、相続財産の自宅は、長男Aの家族が母親と同居していた家で、そのまま住み続けています。
子供は学区の小学校に通っていますし、長男はこの家で育ったこともあり、愛着があり、売却するつもりはありません。
このままでは、次男Bと三男Cは2,000万円の現預金の半分しかもらえず、遺産分割協議は進みません。
長男は同居で住んでいたとはいえ、1億円の財産を相続するのに対して、次男と三男が1,000万円の財産しか相続できないのでは、やはりもめてしまいます。
そこで、長男は自分の貯金から6,000万を用意して、次男Bと三男Cに3,000万円ずつ渡すことにしました。
これで、相続財産の現預金を足し合わせて、次男と三男は4,000万円ずつを手にできることになります。

このとき、長男が次男と三男に現預金をあげたことに対して贈与税がかかるのでは?と思うかもしれません。
実は、遺産分割協議書に、代償分割として、長男が6,000万円を支払うことを記載すれば、贈与税はかからないのです。
もちろん、長男は、

1億円(自宅) - 6,0000万円(代償分割) = 4,000万円

の財産を相続したものとして、相続税を支払えばよいことになります。
ただ、注意すべきことがあります。

1.遺産分割のやり直しは贈与になる
遺産分割協議書には、代償分割のことを記載せずに作成して、長男が次男と三男にお金を渡すと、それは贈与になります。
また遺産分割協議書は、合意解除して再度作成しなおすこともできます。
ところが、2回目の遺産分割協議書を作成すると、1回目と違う取り分には贈与税がかかるのです。
そのため、代償分割を記載しないで遺産分割協議書を作成して、2回目に作成しなおすと、やはり贈与税がかかってしまうのです。
そのため、必ず忘れずに、遺産分割協議書に代償分割を記載してください。

2.自分の相続財産を超えると贈与になる
遺産分割協議書に記載すれば、代償分割は、いくらにでも設定できます。
ところが、自分が相続した財産を超えて、代償分割してしまうと、その部分は贈与になります。
「相続した財産以上に、代償分割することなんてないだろう」と思われるかもしれません。
ところが、財産はプラスのものばかりではありません。

先ほどの例では、長男は1億円の自宅を相続したのですが、そこに住宅ローンが5,000万円あったとします。
それなのに、6,000万円を代償分割として次男と三男に渡せば、超えている1,000万円に対して贈与税がかかってしまうのです。

「それでは、長男はマイナス1,000万円になるから、おかしい」と言うかもしれません。
ところが、相続は1回ではないのです。
父親の相続のときに、どのように3兄弟に財産が渡ったのかも影響するのです。

3.自分が所有する不動産で代償する
代償分割で他の相続人に渡すものは、お金ばかりではありません。
相続人が自分で保有している不動産を代償として差し出すこともできます。
ただ、このとき、不動産を他の相続人に、時価で売却したことになります。
もし売却益が発生すれば、それに対する所得税がかかります。
第三者に売却して、そのお金で代償分割したのと同じことだからです。

遺産分割協議をスムーズに終わらせるためには、この代償分割という方法は、すごく有効です。
もし相続財産である不動産、もしくはそれを売却したお金を分けるしかないとすれば、かなり遺産分割協議で合意するのは難しくなります。
相続人が自分の固有の財産で、代償できるならば、かなり話し合いの自由度が増します。
不動産を代償分割として差し出すことは少ないと思いますので、あなたが、どうしても相続したい不動産があるならば、お金を貯めておきましょう。
しかも、不動産を相続したことによって、相続税の支払いがあることも忘れてはいけません。

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